脳の病気

脳・精神・神経系の病気について、解説いたします。

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慢性疲労症候群

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慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは、日常生活が送れないほどの重度の疲労感が長期間続く状態をいいます。慢性疲労症候群における病的な疲労感はいくら休息をとってもほとんど、あるいは全く改善しないのが特徴で、風邪が長引いたような症状が続いたり、ひどい疲労感があって日常生活が出来なくなったりします。重症の場合には、身の回りのことも出来ず、日常生活に介助が必要で、終日就床を必要とする、ということもあります。慢性疲労症候群の患者の割合としては、男性:女性=1:3の比率になっています。また、児童にも病状は起こることがあり、慢性疲労症候群のために不登校に陥っている場合もあるようです。

慢性疲労症候群の診断

慢性疲労症候群の診断を確定できる検査法はなく、甲状腺疾患、精神病、アルコール依存症など、同様の症状が現れる病気を除外するために検査・診断を行う必要があります。慢性疲労症候群の診断が下せるのは、薬の副作用も含め、この疲労感を説明できる明らかな原因が見つからなかった場合に限られます。厚生労働省の診断基準では、最低要件として「他の病気による物で無い事」「6ヶ月以上にわたる症状の持続」として診断されます。

慢性疲労症候群の治療

慢性疲労症候群の治療は、基礎疾患が認められず、また臨床検査上異常がない原因不明の病気なので、完全な治療法は確立されていません。したがって、患者個々に応じた対症療法を実施することになります。投薬治療では、抗ウイルス薬や免疫グロブリン・免疫調節剤・ビタミン剤などが使用されます。十分な休養を取ると共に、医師と相談の上適切な治療を受ける必要があります。